山文京伝先生が描き出す、人妻調教ものの極致とも言える傑作、第六話がここにあります。家族想いの良妻賢母、美沙子夫人が、調教師・源一郎の手によって、少しずつ、確実に「快楽の虜」へと変貌していく様は、まさにゾクゾク感が止まらない官能の饗宴です。
本話の見所は、何と言っても「野外」という舞台設定。これまで密室で培われてきた恥辱と快楽の記憶が、ついに日光の下へと引きずり出される瞬間。家族への罪悪感に胸を締め付けられながらも、男に唆されてコートを脱ぎ、あられもない下着姿を人気のない林の中に晒す美沙子夫人。その緊張感と背徳感が、画面からもみちあふれるような湿気を帯びて伝わってきます。「人前で恥ずかしいことできるはずない」という常識が、快感という名の甘い蜜によって溶かされていく過程は、読者の心臓を高鳴らせるに十分です。
そして、多くの読者が慄きと興奮を以て語るのが、美沙子夫人の「変わりゆく感覚」。これまでは抵抗し、縛られ、従うだけだった彼女が、本話のラストでは自ら男に跨り、その肉棒を深々と受け入れ、快楽を貪り尽くす能動的な姿へと変容します。そこにはもう、かつての良妻賢母の面影は微塵もありません。調教の果てに開花した、一つの「完成形」。この驚くべき心理描写と官能描写の交錯が、山文京伝作品ならではの深みを生み出しています。
「背徳の調教で壊されていく赤裸々な痴態」と評される通り、調教用の卑猥な下着、淫具に弄ばれる肉体、溢れ出る淫汁の数々…。これらの描写は単なる刺激ではなく、美沙子夫人が「亭主ではない男の逸物の味を覚えさせる」過程であり、哀しくも美しい「隷従の証」として描かれています。読者は、その堕落の美学に、思わず目を奪われることでしょう。
次回、いよいよステージ女優へと仕立て上げられるという第二段階へと突入すると予感される本作。より深い倒錯の沼へ引き摺り込まれていく美沙子夫人の未来は、不安と期待で胸が張り裂けそうになります。この先、彼女がどのような恥辱を味わい、どのような悦楽に酔いしれるのか。次の展開が待ち遠しくてたまらない、そんな一冊です。FANZAでその狂おしい世界観を、存分にご堪能ください。